公共施設の将来は、利用者・団体の意見を大切に

最後に、1月にパブリックコメントが実施され、施政方針でも述べられた各種の計画策定について、市民の声をより反映させていくためにお聞きします。

まず、施政方針で、「『公共施設再配置計画』に基づく『個別施設計画』を策定し、市民の意見も聞きながら、公共施設マネジメントを推進」していくと言われました。その、「富田林市公共施設再配置計画(前期)(素案)」についてです。

これは、「高度経済成長期に整備された公共施設」の多くが、更新時期を迎えようとしており、これらの「施設すべてを、市民が安心して利用できる状態で維持していくためには、その修繕及び更新等に莫大な費用が必要」となるため、「平成28年3月に、策定した『富田林市公共施設等総合管理計画』に基づき、個別施設計画(実施計画)の策定に向けて、各公共施設の方向性を示す」ものであると説明されています。

本市の「市政を長期的な視点で総合的かつ計画的に推進していくための指針」として「総合ビジョン」が策定されています。そこでは、「人口減少の抑制に取り組む」ための施策展開が示されています。

しかし、「富田林市公共施設再配置計画(前期)(素案)」では、「今後、ますます人口減少、高齢化が進行すると予測」して、市の財政も「今後も厳しい財政状況が続くと考えられる」ことを前提としたものとなっています。

国が求めているように、「計画的な更新・統廃合等による総量の最適化」、長寿命化、ライフサイクルコストの縮減を図ることで、将来的に必要となる更新費用を最小化、平準化していく」ことや、「量から質へ」の名のもとに、「市民一人あたりの公共建築物の延床面積を現況と同程度維持することを目標とし、総量の最適化」を推進することになり、人口減少にともない公共施設の廃止、統合が進められることを一番心配しています。

公共施設の「設置目的」から存続・廃止を考えるべきだと思いますが、維持コストを優先して施設管理の検討をすすめることになるのではと危惧しています。見解をお聞かせください。

 

次に、この「計画(素案)」で気になる記載事項を紹介し説明を求めます。

まず、幼稚園や小学校用地をはじめ公共施設用地で、「借地」があることについて、歴史的な経過もあることと思いますが、特徴的なケースについて説明を求めます。また、将来的に市の用地とする考えがあるのかもお聞かせください。

次に、「かがりの郷」について、「他用途の受入れ(一部転用)を検討します」とありますが、どのようなことを想定されているのでしょうか。

 

青少年センターの「旧施設については、除却及び跡地の売却等について検討します」とされています。周辺住民の方からは、「民間に売却されると市役所や公共機関が集まっている玄関口に、何が来るかわからない」と不安の声が上がっていますので、計画をお聞きしておきます。

 

小学校・中学校については、「機能統合についても検討を始める」とあります。将来の「児童数の推移を見極めながら」としていますが、どのような状況になれば検討を開始されるのでしょうか。

 

「板持幼稚園及び東条幼稚園については、廃止し除却します。喜志西幼稚園については、廃止の上、他用途の受入れ(転用)を検討します」とあります。これらの幼稚園については、通園を希望される園児の発生を全く見込めないと判断されているのでしょうか。

 

「公的保育が担う役割を明確にし、幼稚園のあり方も勘案した上で、保育所の配置を検討していく」とあります。以前、「富田林市立幼稚園・保育所あり方検討委員会」に出された、将来の保育所・幼稚園構想について、市内を4つのブロックに分けて、現在、6園の公立保育所を将来は4園に、公立幼稚園13園を将来は5園にし、新たに「こども園」を「公立1園、私立1園」設置するという「事務局案」が再燃するのでしょうか。

 

「けあぱる」については、「民間事業者への譲渡等を検討します」とありますが、高齢者福祉における公的責任を後退させることにならないのでしょうか。

「児童館」については、「『若松地区再整備基本構想』において検討している新施設に機能移転を検討」するとしています。そして、「新施設については、民間活力の導入について検討を行う」とありますが、具体的にはどのように考えておられるのかお聞かせください。

 

消防団車庫について、「建物劣化度が高い」との記載があります。昨年の台風による大雨などで土砂災害などが本市でも発生しました。防災や、災害時の対応で消防団の役割が大きいと思います。

特に、広範囲の大規模災害が発生した時には、それぞれの地域で活動していただかなければなりません。防災や災害時の活動拠点となる消防団詰所・車庫で、「建物劣化度が高い」と判断されているところについては、早急に改善する必要があります。見解をお聞かせください。

 

以上紹介した事項について、改めて計画の説明を求めます。

また、以前にもお聞きしましたが、改めて、公共施設の今後の在り方を検討するうえで、それぞれの施設利用者や利用団体の意見を大切にしていただきたいと考えますが、見解をお示しください。更に、パブリックコメントで寄せられた意見や対応についてもお聞かせください。

 

次に、「富田林市空家等対策計画(素案)」についてです。これは、「空家等の現状や課題を踏まえ、本市における空家等対策を総合的かつ効率的に推進するため、空家等対策の基礎となるもの」とされています。

 

次に、「富田林市高齢者保健福祉計画及び第7期介護保険事業計画(素案)」についてです。これは、「平成30年度から3年間の高齢者施策の総合的な推進と介護保険事業をまとめるもの」とのことです。

次に、「第4次富田林市障がい者計画(素案)」です。これは、「本市の障がい者施策を総合的かつ計画的に推進するための基本計画で、平成30年度から平成38年度までの障がい者施策」とのことです。

 

つづいて「第5期富田林市障がい福祉計画・第1期富田林市障がい児福祉計画(素案)」についてです。これは、「障害者総合支援法および児童福祉法に基づき、必要な障がい福祉サービス、障がい児通所支援ならびに相談支援などが、地域において計画的に提供されるよう策定する計画で、平成30年度から平成32年度までの障がい福祉施策」とされています。

 

この項の最後は、「第2次富田林市子ども読書活動推進計画(素案)」です。「すべての子どもがあらゆる機会とあらゆる場所において自主的に読書活動を行うことができるよう積極的にそのための環境の整備を推進することを目的に計画を策定」するとしています。

 

以上の計画について、1月にパブリックコメントを実施されましたので、寄せられている意見や市の対応をお聞かせください。

また、パブリックコメントだけではなく、各種の計画については、関係団体の意見を聞く場を設けるなどの対応も必要と考えますが、見解をお示しください。

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