質問原稿2『新たな「総合ビジョン」ができるまで各種計画の延期を』『公共料金の見直し、公共施設の統廃合計画づくり延期を』

  • 新たな「総合ビジョン」ができるまで各種計画の延期を
  • 公共料金の見直し、公共施設の統廃合計画づくり延期を

12月市議会での日本共産党市会議員団代表質問より

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最初に、新たな「総合ビジョン」が策定されるまで、これとの整合性を図るために、「第3期行財政改革プラン」を凍結するとともに、策定中の「富田林市公共施設再配置計画」、検討作業中の「富田林市立幼稚園・保育所あり方検討委員会」や、「金剛地区再生指針」策定に向けた取り組みを延期することを求めて伺います。

2017年度から10年間の市の中心「計画」となる次期の「新たな総合ビジョン」を、今年度末までに策定するための作業が進行中です。市民アンケートや、有識者・関係団体からのヒアリングなどが終了し、市議会・特別委員会に、10月24日「富田林市総合ビジョン(骨子案)」が、11月28日に「素案」が示されました。

 

市の将来構想の基本となる「総合ビジョン」は策定途上ですが、2015年11月に「第3期行財政改革プラン」が策定されています。これまでの、「集中改革プラン」や、「行財政改革の推進について」で、保育所民営化、保育所・幼稚園保育料値上げ、学童保育有料化、下水道料金値上げなどを次々と実施してきました。

「第3期行財政改革プラン」で、市民負担が増え、施策の後退など、これまで構築してきた行政水準が大幅に後退していくことを懸念しています。

 

国の「まち・ひと・しごと創生法」に基づき、「5年間の目標」として2016年3月末に「富田林市まち・ひと・しごと創生総合戦略」が策定され、同時に、「富田林市人口ビジョン」も示されています。

また、2016年3月末に、「量から質へ」の名のもとに、「市民一人あたりの公共建築物の延床面積を現況と同程度維持することを目標とし、総量の最適化」を推進するとして、「富田林市公共施設等総合管理計画」を策定しています。

今後、人口の減少にともない各種公共施設の閉鎖や統合が進められようとしています。市は、この「基本計画」を実践するための「富田林市公共施設再配置計画」を、今年度中に策定するための作業をすすめています。

この計画には、保育所・幼稚園や、小・中学校の「統廃合」も含まれており、市の将来や、地域のコミュニティー、市民生活に大きな影響を与えるものです。

 

また、「富田林市立幼稚園・保育所あり方検討委員会」が設置され協議が行われています。市は、「市立幼稚園・市立保育所で実践されてきたこれまでの教育・保育の質を確保しながら、… 市立の就学前教育・保育施設のあり方の戦略的な見直しに取り組む」としています。

この間の「あり方検討委員会」に、将来の富田林市における保育所や幼稚園について、市内を4つのブロックに分けて、現在、6園の公立保育所を将来は4園に、公立幼稚園13園を将来は5園にして、新たに「こども園」を「公立1園、私立1園」設置するという内容で、市担当部署の「事務局案」が示されました。

市が「北部」としている地域では、富田林保育園、富田林幼稚園がなくなり、新たに 「富田林こども園」に、喜志西幼稚園は「民間保育機能施設」にする案です。

「南東部」地域で、大伴保育園と大伴幼稚園をなくして「新設こども園」に、彼方幼稚園、錦郡幼稚園と、現在休園中の板持幼稚園、東条幼稚園を廃止する案です。「金剛」地域では、伏山台幼稚園を民間保育機能施設に、「金剛東」地域は、現状を維持する案となっています。

この「事務局案」は、保育における公的責任を大きく後退させるものです。

 

10月24日の「総合計画」特別委員会でも指摘しましたが、10月19日に教育委員会は、喜志西幼稚園「入園希望者0名」のため、「来年度から休園」し、「今後の施設活用」は「検討委員会の提言」を参考にすると手回しよく発表しました。

「休園」の措置をとるだけで、「廃園」にするための条例改正もしていないのに、「今後の施設活用」について議会に通知するという行為は理解できません。

過去、東条と板持幼稚園「休園」の際には、「今後の施設活用」への言及はなかったと記憶しています。

 

このように、「めざすべきまちの将来像を掲げた『総合ビジョン』を策定」途上で、明るい未来の街づくりを検討中なのに、少子化対策や子育て支援に逆行する施策を推進し、市民の負担増となる施策の展開を先に決めようとしています。

紹介した計画等は、5年から25年程度と期間もまちまちで、各担当部署で進められています。また、それぞれ根拠となる「法律」や「政省令」も異なり、国の求めに応じたもので、一番の問題点は、「地方自治」が大きく侵害されていることです。

先の9月市議会でも、新たな「総合ビジョン」と各種の計画等との整合性について聞きましが、答弁で、「総合ビジョン策定に向けた議論を踏まえながら、内容の整合を図ってまいりたい」と言われていました。

しかし、このまま、新たな「総合ビジョン」や、その他の計画等の作業が同時に進められると、本当に「整合性」のあるものにできるのか疑問です。

幼稚園・保育所、小・中学校とともに、各種の公共施設の統廃合や、あらゆる公共料金、施設使用料の値上げ、無料施策の有料化などの計画により、夢のある「将来像」を検討しようとする「総合ビジョン」策定作業の妨げになるのではないかと危惧しています。

手足を押さえつけられた状態では、将来の明るい街づくりの計画をつくれるとは思えません。

策定中の「総合ビジョン」は、市の将来像を示す「基本」となるものです。そこで、「第3期行財政改革プラン」を一時凍結するとともに、現在、策定中の「富田林市公共施設再配置計画」や、「富田林市立幼稚園・保育所あり方検討委員会」、「金剛地区再生指針」策定に向けた取り組みを延期し、これらに注がれている英知、情報を新たな「総合ビジョン」の策定に集中することを求めますが、見解をお示しください。

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