交通弱者に「おでかけ支援」を

次に、交通弱者への「おでかけ支援」策を求めて伺います。

日本共産党議員団では、この10月から市民アンケートを実施しており、今も続々と返事が寄せられてきています。その中で、交通の不便を訴える声や公共交通に対してのご意見・ご要望は非常に多くありました。

「バスの停留所までが遠いので、バス停を増やしてほしい」、「バス停の屋根がないところには、屋根を付けてほしい」、「バスの本数を増やしてほしい」、「バスの路線がないところに路線を拡張してほしい」、といったご意見は私たち議員団で何度も議会で取り上げていますがアンケートでも非常に多く書かれていました。

9月議会の予算決算常任委員会で日本共産党の質問に対し、レインボーバス利用者へのアンケート実施を行うとのご答弁がありました。

アンケートで多くの利用者の声をお聞きいただき改善に活かしてくださることを期待していますが、アンケートの実施についての具体的な計画をお聞かせください。

 

レインボーバスは基本的に100円で利用でき喜ばれていますが、地域や路線が限られており不便との声があります。

堺市では、65歳以上の市民の方が「おでかけ応援カード」を利用して市内の路線バスや阪堺電車を1乗車100円で利用できるおでかけ応援制度を設けています。堺市のように、本市でも路線バスに100円で乗れる制度がほしい、といった声を最近ではよく聞かれます。

 

堺市が発表している「おでかけ応援バスの効果検証結果」では、一つ目に、「公共交通の利用促進及び維持確保に係る効果が確認できた」としており、「おでかけ応援バスがあることで、52.4%の人がバス利用が増え」たとして、「おでかけ応援バス利用時には、鉄道も乗り換えて利用する人が多い」、「通勤や通学のピークから外れた時刻帯の利用者が多く、効率的なバス運行や路線の維持確保に寄与」するといった結果が出ています。

 

また、二つ目に、「高齢者の生きがいづくりに寄与していることが確認できた」として、「車等を持たない高齢者の移動手段を確保」し、「買い物や外食で出かける機会が増加した人が40%」、「親戚や友人に会う機会が増加した人が26%」、「以前より遠くに出かけるようになった人が24%」と、高齢者の外出機会や外出範囲が拡大しています。また、「生きがいや気力が増進した人が34%」、「健康状態がよくなった人が19%」で、「高齢者の体力、健康、生きがいや気力等が増進」する結果となったとしています。

三つ目に、おでかけ応援バスを利用することで外出が増えたため「堺市内で年間約54.3億円の消費額の増加」となり、「経費約6.3億円に対して、約8.8倍の約55.7億円の経済波及効果」がうまれたとしています。

検証結果報告ではこうした分析結果を受け、「今後もさらなる公共交通の利用促進及び高齢者の社会参加が図れるように制度を維持していきます」と締めくくられています。

以前は年間で240日まで利用できるというものでしたが、今年4月から利用対象日数の制限をなくし、さらに制度が充実されています。

 

また、河内長野市では、「高齢者公共交通利用促進事業」が今年10月1日から3年間、社会実験としてスタートしています。この事業は、河内長野市内の75歳以上の方を対象に、タクシーや介護タクシーなどで利用できる助成券「おでかけチケット」をご自宅に郵送し、乗車時に利用できるようにするものです。来年4月からはバスでもチケットが利用できるようにする計画で、現在、バス会社と協議中とのことです。

河内長野市では同時に、飲食店などで割引を含むサービスが受けられる「まちなかクーポン」も配布しており、高齢者の外出促進や健康づくりなどに役立てるとしています。

 

富田林市でも、買い物困難、交通弱者、移動制約者の問題を一体的にとらえ、制度創設にかかる経費だけをみるのではなく、他市で実証されているように高齢者の方々の外出機会が増えることによる健康増進、地域における経済波及効果もかんがみて検討する必要があります。

そこで、「おでかけ支援」として、現行の路線バスやタクシーへの運賃補助を実施することを求めますが、いかがですか。

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